【カラス全滅からの再出発】とうもろこしの畝を、秋野菜の畝に生まれ変わらせる🌾酵素かす+米ぬか+草の夏の土づくり

🌱野菜つくりの記録

こんにちは!はやし農園です😊

先日、収穫直前のとうもろこしがカラスにほぼ全滅した話を書きました。
たくさんの方に読んでいただいて、正直ちょっと救われました。ありがとうございます🌽

今日はその続報です。
倒された茎が散らばったままの、あの畝。そこを「秋野菜の畝」に作り変えることにしました。

しかも今回、買ったものはゼロ円です。
使ったのは、家に溜まっていた酵素ジュースの搾りかす、コイン精米所でもらってきた無料の米ぬか、そして畑に生えていた。この3つだけ。

そして記事の最後に、「来年の肥料」の写真もお見せします。
実はもう、畑で育っているんです🌴

全滅した畝を、どうするか

カラスにやられたあと、畝はしばらくそのままにしていました。
倒れたとうもろこしの茎、その間から伸びてきた草。正直、見るのがちょっとイヤだったというのが本音です😅

カラスに倒されて草に埋もれたとうもろこしの畝
カラス被害のあとの畝。茎が倒れ、草に埋もれてしまいました

でも、畑は待ってくれません。
8月に入れば、もう秋野菜の準備が始まる時期です。ここで手を止めると、秋の分まで無駄にしてしまう。

そこで考え方を切り替えました。

「片付ける」のではなく、「土に還す」。
倒された茎も、伸びた草も、ぜんぶ畝の中に鋤き込んでしまえばいい

そう決めたら、急に気が楽になりました。
ゴミだと思うと憂うつですが、資源だと思えば、拾う手にも力が入ります🌱

「雨が降る」の予報が、土づくりの合図でした

今年の夏は、とにかく雨が降りませんでした
畑の土はカラカラ。表面を掘ってもサラサラで、白い粉のような乾き方をしていました。

そんな中、天気予報にようやくまとまった雨のマークが出ました。
これを見て、「よし、雨が降る前に有機物を入れておこう」と決めました。

なぜ雨の前なのか。理由はシンプルです。

💧 米ぬかも草も、水がないと分解が始まらない
乾いた土に撒いただけでは、微生物が動けず、いつまでも米ぬかのまま残ってしまいます。
撒く → 耕す → 雨が降る、この順番になると、水が全体に回って一気に発酵が動き出します
夏場は気温も高いので、分解のスピードは春や秋の比ではありません。

逆に言うと、猛暑で雨のない時期に土づくりをしても、あまり進みません
「暑いから土づくりは無理」ではなく、「雨の予報を待って、その直前に動く」
これが、今年の私がたどりついたやり方です😊

※水やりで代用してもいいのですが、畝ぜんぶを湿らせるほどの水を撒くのは、正直しんどいです。雨は一晩でそれをやってくれます。

畑に撒いた3つの「ゼロ円資源」

今回入れたのは、この3つです。
そして今回は「畝の表面に撒く」のではなく、「畝の中に仕込む」やり方でやりました。

🌾 今回の手順
① 畝に溝を切る
② 溝の底に酵素ジュースの搾りかすを並べる
③ その上に刈った草・とうもろこしの茎・米ぬかを撒く
耕運機で一気に混ぜ込む
⑤ あとは雨を待って、寝かせる

この「溝を切って仕込む」やり方は、土づくりガイドで書いた”やり方②”と同じです。
表面に撒くより根が伸びていく深さに養分が来るので、私はこちらが気に入っています😊

① 溜まっていた酵素ジュースの搾りかす

我が家では手作りの酵素ジュースを仕込んでいて、搾ったあとの「粕」がどんどん溜まります
これが、けっこうな量になるんです。

以前、この搾りかすを青パパイヤの肥料にする実験をやりました。
6株中4株に使ってみて、手応えを感じたので、今回は畝ぜんぶに使ってみることにしました

ちなみにこの粕、冷凍庫で凍らせて保存しています
搾りかすは糖分たっぷりなので、常温で置いておくとすぐに傷んで、虫も寄ってきます。仕込むたびに袋に入れて冷凍しておけば、においも出ませんし、畑に出るタイミングまで好きなだけ溜めておけるんです。
「使いたい日」と「仕込む日」がズレるのが家庭菜園。冷凍庫は、いちばん身近な有機肥料の保管庫だと思っています❄️

ジップロックに入れて冷凍保存した酵素ジュースの搾りかす3袋
ジッパー袋に小分けして冷凍。こうして畑に出る日まで溜めておきます

ジッパー付きの袋に小分けしておくと、持ち運びもラクです。
畑に着くころには少し溶けはじめていて、ちょうど扱いやすい固さになっています😊

そして今回の畝は、まず溝を切って、その底に粕を一列に並べました
表面に撒くのではなく、畝の中に仕込むやり方です。

畝に切った溝の底に、青パパイヤの酵素ジュースの搾りかすを一列に並べたところ
溝の底に、凍らせておいた酵素ジュースの搾りかすを一列に。奥に見えているのが耕運機「こまめ」です

粕はすでに発酵しているので、土に入ってからの立ち上がりが早いのが良いところ。
ただし、繰り返しになりますが糖分が残っているので、そのまま置いておくと虫が寄ってきます撒いたら必ず、その日のうちに土をかぶせてしまうのがコツです。

② コイン精米所の、無料の米ぬか

おなじみ、コイン精米所でもらってくる無料の米ぬかです。
玄米を精米するついでにもらえるので、我が家の土づくりの主役になっています。

米ぬかの集め方・撒き方は、こちらの記事にまとめました👇

🌾 【0円で土づくり】雑草+米ぬかで畑が変わる!コイン精米所を使った費用ゼロの土壌改良ガイド
米ぬかの入手先3つ、撒く量の目安、失敗した黒マルチ発酵の話まで書いています

量は「うっすら白くなる程度」。厚く盛る必要はありません。
※育っている株のそばに撒くときは茎から20cmほど離すのが鉄則ですが、今回は作物のいない空き畝なので、全面に撒いています。

③ 畑に生えていた草(+とうもろこしの茎)

そして、草です。
夏の草は伸びるのが早くて憎らしいのですが、土づくりの材料として見ると、これほどありがたいものはありません。しかも無限に生えてきます😅

ここに、カラスに倒されたとうもろこしの茎も一緒に入れました。

畝の上に刈った草と米ぬかを撒いたところ
草刈りした草と、米ぬかを撒いた状態。白く見えているのが米ぬかです。この上から耕運機をかけます

正直に言うと、この作業にはちょっとした感慨がありました。
悔しい思いをした張本人(とうもろこし)を、自分の手で土に還す。

でも、茎が分解されて土になれば、次の野菜の栄養になります
そう思うと、あの全滅もまったくの無駄ではなかったのかなと。少しだけ、気持ちの整理がつきました🌽

※とうもろこしの茎は太くて硬いので、草に比べると分解に時間がかかります。気になる方は、鋤き込む前に足で踏んで折る・剪定ばさみで短く切るなどしておくと、分解が早まります。

耕運機で、一気に混ぜ込む

3つを畝の上に広げたら、あとは耕運機で一気に混ぜ込みます
使っているのは、3年目になるHONDAの「こまめ F220」です🚜

耕運機で草と米ぬかを鋤き込んだあとの畝
耕し終わったところ。さっきまでの荒れた畝とは別物になりました

耕し終わった畝を見ると、気持ちがスッとします
散らかっていた茎も草も見えなくなって、「ここからまた始められる」という顔になってくれました😊

ただ、この写真を見てもらうと分かるのですが、土はまだカラカラです。
土の塊がゴロゴロして、粉のように乾いている。正直に言えば、この時点では「良い状態」とは言えませんでした
乾いた土を耕すと土ぼこりもすごいので、風向きを見てマスクをして作業することをおすすめします😷

でも──

💧 その夜、雨が降りました。
しかも、しっかりとまとまった雨。
耕したその日のうちに、水が入ってくれたのです。

これ以上ないタイミングでした。
カラカラだった畝に水がしみ込んで、米ぬかも、草も、酵素の粕も、いっせいに動き出す条件がそろいました

天気予報を見て「今日しかない」と決めて動いた甲斐がありました。
畑の作業は、腕よりもタイミングで決まることが本当に多いなと、あらためて思います🌧️

ここから9月上旬まで、寝かせます

撒いて、耕したら、あとは待つだけです。

📅 これからの予定
・8月上旬 … 酵素かす・米ぬか・草を撒いて耕す(←今ここ)
・8月   … 雨と暑さで分解が進むのを待つ
・9月上旬 … 土づくり完了。秋野菜のシーズンへ

最低でも2週間は寝かせるのが我が家のルールです。
分解の途中で植えてしまうと、発酵熱やガスで根が傷むことがあるからです。
今年は夏の高温期なので分解が早く、9月上旬にはちょうど良い状態になる見込みです。

途中で土をめくってみて、白いカビのようなものが出ていたら順調な合図。
「土が動き始めた」というサインなので、見つけたら安心してください🌱

夏の土づくりで、私が気をつけている3つのこと

1.雨の予報の「直前」に動く
乾いた土に撒いても分解は進みません。水が来るタイミングに合わせるだけで、進み方がまったく違います。

2.米ぬかは、うっすらで十分
多く入れれば早く効くわけではありません。厚く盛ると、逆に嫌なにおいや虫の原因になります。

3.撒いたら、その日のうちに土と混ぜる
特に酵素ジュースの粕は甘いので、放置すると虫が寄ってきます。「撒く」と「耕す」はセットです。

そして、来年の肥料は、もう畑で育っています

最後に、もう一枚だけ写真を見てください。
畑にいま育っている、青パパイヤです🌴

実をいくつもつけている青パパイヤの株
今年の青パパイヤ。幹にいくつも実がついてきました

実は、この子が来年の有機肥料になります。

今年収穫した青パパイヤが酵素ジュースになって、
その搾りかすが冷凍庫に入って、
今日、畑の溝の底に並べられて、
土に還って、また次の野菜を育てる

🌴 青パパイヤ → 酵素ジュース → 搾りかす

畑の土 → また青パパイヤが育つ 🌴

この輪っかが畑の中で回りはじめると、肥料を買いに行く回数が本当に減ります
そして何より、「捨てるもの」が畑にはほとんど無くなるのが気持ちいいんです😊

とうもろこしの茎も、刈った草も、搾りかすも、ぜんぶ次の野菜の一部。
今日の作業は、来年への仕込みでもあるということですね🌾

🌴 【捨てたら損?】酵素ジュースの搾りかすを青パパイヤの肥料に!6株中4株で比較実験
搾りかすを肥料として使いはじめた、きっかけの記事です

カラスに全滅させられたときは、正直かなり落ち込みました。
でも、その畝が今、次の季節の準備をしていると思うと、悪くない気分です😊

畑は、失敗した場所をそのまま次に使えるのがいいところだと思います。
リセットではなく、続き。全滅したとうもろこしも、ちゃんと次の野菜の一部になります🌾

9月上旬、土づくりが仕上がったら、いよいよ秋野菜のシーズンです。
何を植えるかはまだ思案中ですが、決まったらまたご報告しますね。

「うちはこうやって夏の土づくりしてるよ!」というやり方があれば、ぜひ教えてください。
引き続き、はやし農園の家庭菜園日記をよろしくお願いします🌱

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