同じ畑で地温が3℃違った|ニンニクを4回に分けて植える理由

🌱野菜つくりの記録

こんにちは!はやし農園です😊

昨日は午後から2時間ほど、草刈りとニンニク畑の地温測定をしてきました🧄

測ってみて、いちばん驚いたのがこれです。
同じ畑の同じ畝なのに、東の端と西の端で地温が3℃も違っていました。

今年はニンニクを植える時期を4回に分けて育てています。
その比較のために地温計を買ったのですが、初回の測定でいきなり「そもそも場所で違うのか」という宿題が出てきた形です😅

なぜ地温を測りはじめたのか

きっかけは、ニンニクの植えつけ時期です。

種袋やカレンダーを見ると、「暖地は9月〜10月」と書いてあります。
でもこれ、幅がまるまる2か月あるんですよね。9月頭と10月末では、畑の様子はまったく別物です。

結局のところ「いつ植えるのが正解なのか」が、何年やっても自分の中で決まりませんでした。

そこで今年は、日付ではなく地温で決めることにしました。
ニンニクの発芽に向いた地温は、深さ5cmで18〜22℃あたりと言われています。
25℃を超えると発芽がそろわなかったり、種球が腐ったりしやすくなります。

だったら自分の畑の地温を実際に測って、うちの畑だけの適期を出してしまおう、というわけです📝

🧄 今年のニンニクは4回に分けて植えます
・A地区(東)……8月下旬に59球、植え付け済み
・B地区(中央)……9月12日に99球、植え付け済み
・C地区(西)……10月上旬に100球の予定
・D地区(西端)……10月下旬に77球の予定

畝は1本で20mほど。これを東から順に4つに区切って使っています。
はじめは3区画のつもりでしたが、測り直したら西端にもう1区画ぶん残っていました😄

東・中央・西の3か所を測ってみました

使ったのは、先日買ってきた酸度・地温計です。
穴あきの黒マルチを張ってあるので、マルチの穴に差し込むだけで測れます。これは楽でした。

穴あき黒マルチの穴に地温計を差し込んで26℃を表示している様子
畝の東側、A地区。26℃でした。左右にニンニクの芽が出ているのが分かります

結果はこうなりました。

🌡️ 9月19日 午後の地温(深さ5cm)

東側・A地区(8月下旬に植えた所)……26℃
中央・B地区(9月12日に植えた所)……28℃
西側・C地区(これから植える所)……29℃
※さらに西のD地区は、この日は測っていません

畝の中央部分で地温計が28℃を表示している様子
中央のB地区は28℃。9月12日に植えたばかりで、まだ芽は出ていません

東から西へ、26℃・28℃・29℃。きれいに一段ずつ上がっていきました。

これから植える西側の畝で地温計が29℃を表示している様子
西側のC地区は29℃。ここはまだ植えていません。マルチだけ張って待っている状態です

同じ畝を歩いて、端から端まで20m。それだけで3℃の差が出ました。

3℃の差は「2週間ぶん」に相当します

「3℃くらい誤差では?」と思われるかもしれません。私も最初はそう思いました。

でも、9月から10月にかけて地温が下がっていくペースは、だいたい2週間で2〜3℃です。
つまり東と西の3℃差は、植える時期を2週間ずらしたのとほぼ同じ意味を持ちます。

これは、うちの畑にとってけっこう厄介な話でした。

というのも、遅く植える区画ほど、暑い場所にあるという並びになっているからです。
東(8月下旬・涼しい)→ 中央(9月中旬)→ 西(10月上旬・いちばん暑い)。
せっかく遅く植えて涼しくなるのを待っても、場所の暑さがそれを打ち消してしまうわけです。

この手の「うっかり」は、実際に測ってみないと絶対に気づけません。
図鑑にもカレンダーにも、うちの畑の東西の差は載っていませんからね😅

とはいえ、そこまで悲観はしていません。
もともとの目的が「日付ではなく地温で適期を決める」ことなので、区画ごとの地温さえ記録し続けていれば、「何℃のときに植えたらどうなったか」は読み取れます。
逆に言うと、ここで測定をサボると今年のデータは丸ごと無駄になります。気を引き締めます💪

8月下旬に植えたA地区は、9割が発芽しました

いちばん早く、8月下旬に植えたA地区の様子です。

芽の高さは10cmほど。発芽率はざっと9割といったところでした🌱
植えつけからまだ3週間ちょっとですから、なかなかの勢いです。

マルチの穴からきれいに芽が出そろっている光景は、正直うれしいものです。

……が、手放しでは喜べないというのが、今年学んだところでした。

早く育ちすぎると、かえって困ることになります

ニンニクは、冬を越す前にどれだけ葉を作れたかで、翌年の球の大きさがほぼ決まります。

だから「早く大きくなる=いいこと」だと思いがちなのですが、実は行き過ぎると逆効果です。

🧄 冬前に育ちすぎると起きること

・二次生長……球が分かれてしまう、割れてしまう
・早すぎるとう立ち……春に花茎が立って、球に栄養がまわらない

ひとつの目安が葉の枚数です。
12月中旬の時点で、葉が4〜5枚・草丈20〜25cmくらいが理想とされています。
ここで葉が6枚を超えていたら、育ちすぎのサインです。

A地区は9月中旬ですでに10cm。このペースだと、12月には作りすぎのラインに届いてしまう可能性があります。

だから、年内の追肥はしません

ここが今回いちばん悩んだところです。

「勢いよく育っているから、追肥して応援しよう」——これ、やってしまいそうになりますよね。
でも、今このタイミングで肥料を入れるのは、いちばん避けたい方向に背中を押すことになります。

そこで、うちの今年の方針はこうしました。

📝 追肥のルールを先に決めておく

・年内は追肥しない
・12月中旬に葉の枚数を数えて、そこで量を決める
 葉4〜5枚 → 予定どおり2月下旬と3月上旬の2回
 葉6枚超 → 1回に減らす
・3月中旬以降の追肥はしない(遅い窒素は球が割れる原因になります)

迷いそうなことは、迷う前にルールにしておくのがいちばんです。
畑に立ってから考えると、たいてい「せっかくだから」で余計なことをしてしまいますので😅

なお、うちは全面に穴あきマルチを張っているので、春の追肥はマルチの穴から株元に少しずつ入れる形になります。
畝全体にばら撒くやり方は使えませんが、区画ごとに量を変えやすいのはかえって好都合かなと思っています。

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地温の測り方は、3つだけ決めておきました

比較をする以上、測り方がバラバラだと全部が台無しになります。
そこで、自分用に3つだけルールを決めました。

① マルチの穴の中心・深さ5cmで測る
② 作業を始める前に、まだ植えていない穴で測る
③ 4区画とも同じやり方で測る

②に理由があります。
植えつけた直後の穴は土をいじったばかりなので、その場所の本来の地温より外気温に近い数字が出てしまうんです。
穴あきマルチなら未使用の穴はいくらでもあるので、そちらで測れば済みます。

次は10月上旬、西側の植えつけです

残るC地区は、10月上旬に植える予定です。マルチはもう張り終えてあるので、あとは植えるだけ🧄
さらにその西のD地区は、10月下旬。うちがいつもやっている時期より、あえて遅らせてみます。

それまでの2週間は、西側の地温を週2回ほど測っておくつもりです。
1回だけの数字だと「たまたま暑い日だったのか」「ちゃんと下がってきているのか」が分かりませんからね。

そして植えつけ当日は、作業を始める前に必ず1本測ってから始めます。

もし当日の地温がまだ高かったら、それはそれで大きな発見です。
「毎年なんとなく10月上旬に植えていたけれど、実は暑すぎる条件で植えていた」ということになり、来年から西側だけ時期をずらす根拠になります。

🧄 今回のまとめ

・同じ畝の東と西で、地温が3℃違った(26℃と29℃)
・3℃は植える時期を2週間ずらしたのと同じくらいの差
・8月下旬に植えたA地区は9割発芽・芽は10cm
・育ちすぎると二次生長ととう立ちのリスクがある
・だから年内は追肥せず、12月中旬の葉数で量を決める
・測り方は穴の中心5cm・作業前・全区画同じで統一
・次は10月上旬にC地区、10月下旬にD地区

地温計を1本買っただけで、何年も決まらなかった「いつ植えるか」が、ようやく数字で話せるようになってきました🌱

ニンニクの収穫は来年の初夏。長いおつきあいになりますが、途中経過もその都度ご報告しますね。

引き続き、はやし農園の家庭菜園日記をよろしくお願いします😊

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